NPO法人Kotoisa主催(四日市NPO協会協力団体)
NPO法人Kotoisaが、2025年6月4日に海蔵小学校にて「未来KAIZOラボ体験会」を実施いたしました。
活動概要
実施日: 2025年6月4日(水)
実施場所: 海蔵小学校 旧多目的室
参加者: 海蔵小学校の児童
自分たちで決めたルール作り
今回のプログラムでは、子どもたちの自主性を重視し、教室のルールを自分たちで決める体験を行いました。従来の学校では大人がルールを決めるのが当たり前でしたが、自分たちの場所について自分たちで考えて決める経験が、主体性や責任感を育てます。
匿名の電子掲示板を使って「どんな教室にしたい?」と意見を募ったところ、AIが整理した結果、「話を最後まで聞く」「いやな言葉を言わない」「話しているときは騒がない」「手をあげてから話す」「仲間はずれをしない」といった思いやりのあるルールが自然と生まれました。
誰かに決められたのではなく、自分たちで作ったからこそ、大切にしたくなる前向きな一歩となりました。
「自分を知る」プログラム
主な活動内容:
誕生日列車 – 言葉を使わずに誕生日を相手に伝え、全員で誕生日順に並ぶアクティビティ。28人がわずか4分で成功し、非言語コミュニケーションを体験しました。
自分図鑑 – 好きなこと・嫌なこと・苦手なこと・得意なことを書き出して「自分ってどんな人?」を探求する練習。日本では自分について考える時間が意外と少ないため、重要な学習です。
他己紹介 – 友だちの「自分図鑑」をランダムに引き、その人を紹介するゲーム形式の活動。人の特徴に気づき、それを言葉で表現する力を自然に育てます。
心の記録を始める取り組み
活動の最後に、ベトナム在住の日本人画家・光神友花子さんがデザインしたオリジナルのSELノートを配布しました。子どもたちは今日から「一行だけの心日記」を毎日書いていきます。自分の気持ちに気づく小さな練習がここから始まります。
四日市まちづくりプレゼンテーション大会に向けて
これらの「自分を知る」活動を通じて、子どもたちは未来を切り開く力を着実に育んでいます。自分を知らない人は他人のこともわからないという観点から、まず自分を理解することで、社会課題に取り組む基盤を築いています。
2026年1月の「四日市まちづくりプレゼンテーション大会」若者部門での発表に向けて、一人ひとりが「社会をよりよくする力」を育む場として、今後も充実したプログラムを続けてまいります。
主催: NPO法人Kotoisa
協力: 四日市NPO協会、海蔵学童