2025年1月13日(月・祝)、私たち四日市NPO協会は「第1回 四日市NPOまちづくりプレゼン大会」を、四日市商工会議所ホールにて開催しました。

本大会は、市民活動団体(NPO)がそれぞれの視点から社会課題や提案を発信し、市民・行政・企業・専門家と広く共有することを目的に企画したもので、初開催にもかかわらず約100名の参加者にご来場いただきました。ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。

当日は、以下の5団体が登壇し、活動内容や課題、目指す社会の姿についてプレゼンテーションを行いました。

【登壇団体とテーマ】

  • ライブラリーフレンズ四日市
    「市民協働でつくる新図書館」
    他県の先行事例を交え、市民の意見を初期から反映させる図書館づくりの必要性を訴えました。
  • 一般社団法人 食の輪よっかいち
    「事業者と消費者をつなぐ食の拠点」
    コント形式も取り入れつつ、四日市ならではの“食”の学び・支援・循環の拠点づくりを提案しました。
  • 三重県多胎育児サークル ふたば
    「多胎育児支援に関する4つの提案」
    双子・三つ子家庭の育児負担と支援の必要性を訴え、制度化に向けた具体的な提案を行いました。
  • NPO法人 四日市男女共同参画研究所
    「暮らしのなんでもワンストップ相談『保健室』を作りたい」
    無料・予約不要で誰でも気軽に相談できる「地域の保健室」の実現を目指す取り組みを紹介しました。
  • 防災一座
    「国際標準の人道的な被災者支援体制づくり」
    災害時に迅速に機能する支援拠点の重要性を説き、国内整備の必要性と官民連携の可能性を語りました。

プレゼン後には、学術・経済など各分野からのアドバイザーによる講評に加え、参加者による共感度評価や「支援したい!」という意思表示を丸印で掲げる参加型のフィードバックも実施。すべての団体の発表に対し、高い共感と賛同の声が会場から寄せられました

また、プレゼン後には登壇団体・参加者・アドバイザーによる交流会も行い、発表内容のさらなる深掘りや今後の連携に向けた活発な意見交換が行われました。

 

【ご報告と今後に向けて】

今回の大会は「NPOが抱える問題意識を、社会全体の課題として共有すること」を目的に、初めての試みとして実施しました。NPOがより多くの人に伝える力を高め、社会とつながることで、地域の未来を共に創るきっかけとなることを願っています。

今後も四日市NPO協会は、市民活動の可視化と連携の場づくりを進めてまいります。引き続きご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。